さて、本日夕方、いつもお世話になっているBLACK STALKERのスーパー落とし込み師ことマングース氏(以下マ氏)と、今Twitterの阪神落とし込みコミュニティ(仮称w)で一番ホットな前打ちポイントである尼崎某所のテトラに出撃してきました。
経緯
まずは落とし込み釣りとダイワ製品にハマりまくっている、Twitter仲間ローレル氏の以下の記事をご覧下さい。
ね?ここで釣りしたくなるでしょ?
というわけで、数日前からこのポイントに出撃しようと企んでおりました。
神戸までイガイを採取しに行こうと思い、神戸港のことを知り尽くしているマ氏にイガイの付着状況を尋ねてみました。すると、
マ氏「今日の夕方行くんやったら一緒に釣りに行こか?一緒に行くんやったら某所でイガイ採って行ったるわ~」
との太っ腹な返信を頂きました。
こうして本日のコラボレーションが勃発した次第です。
尼崎某所
あわやゲリラ豪雨の危機!
釣り場に着いたのが15時半過ぎ、マ氏は先に到着されておりました。
KLX125で釣り場に向かう道中、ゴロゴロという雷鳴とともに大粒の雨が降り出して来ました。一時はどうなることかと思いましたが、雨は直ぐに止んだので事無きを得ました。
マ氏とは前回の北港サンバシでのコラボ釣行から約1ヶ月チョイぶりの再会となります。ですが、最近Twitterを始められたマ氏とは、連日文字でのやり取りをさせて頂いているので、そんなに久しぶりな感じはしませんでした。
マ氏からはイガイととあるブツを受け取りました。いつも気を使って頂いて本当にありがとうございます。
雷が鳴っていて危険だったので、しばらく雑談を楽しみ雷が収まるのを待ちました。
以前、曇り空の日に釣りをしていたら、遠くで雷が鳴り始めて、釣り竿に誘導雷が滞電した事があります。仕掛けが海に着水と共にバチンッ!!と、とんでもない衝撃が…大事にしていたMSを放り投げてしまいました。雨の日、雷の日はお気をつけ下さい!https://t.co/v7lHlGBi0t
— BLACK EDGE (@rollo_kazu) August 5, 2016
ちょうど北九州のスナイパー、カズさんのこのツイートを見たばかり。
気をつけなければなりませんね。
本日のセッティング
何とか雷も落ちついて来たところで、ポイントの先端付近に向かい仕掛を準備しました。
今日は、道糸4号にハリス3号を結びます。
これまで道糸とハリスの結束はチチワ連結をしていたのですが、マ氏に強力で簡単な直結結び「ブラックストーカーノット」を教わりました。
チチワ連結に比べ、結びコブが小さいのでアタリがボケなくて良いとのことです。
針は伊勢尼8号、ガン玉はBをチモト上のハリスに打ち、イガイの蝶番側に針をセットしました。
こちら側に針を通すと針抜けが悪くなりますが、テトラの穴を探る時にはエサ持ちが良いとのことです。
ちなみに、本日の海の状況は
一瞬の夕立+強い南西風+チョイ濁り+夕マヅメ+ノーゲスト
マ氏「これ貰ったやろ!絶対釣れるで!」
ワタクシから見ても美味し過ぎる状況に興奮を抑えることが出来ません。物凄い勢いでマ氏がテトラに登られたので、ワタクシも近くに陣取って際穴に仕掛を投入して行きます。
いきなり時合い到来!
先端付近の際穴を探るマ氏。
満面の笑みです。
ワタクシまで嬉しくってニヤけて仕方がありませんでした。
しばらく動きを盗もうとワタクシの釣りはそっちのけでマ氏のことをチラチラ見ていると、開始5分くらいでいきなり竿を曲げられました!
竿と曲げているところを撮影しようと思って、スマホをゴソゴソしていると残念ながらバレてしまいました。かなりの大物だった模様。マ氏に負けじとこちらも集中します。
際穴に仕掛を投入。ハリス分を沈めてステイ。穂先を前後左右に動かしながら潮が効いた穴を探ります。穴が見つかると、穂先が「クイッ」とお辞儀をするのでそのまま竿を下げて仕掛を送り込んでいきます。
すると、穂先を押さえ込むアタリ!ゆっくり聞き合わせると掛かりました!
キューン、ドーン!!!
穂先が穴に突き刺さりました!かなりの良型の予感!
今日は太仕掛なのでスプールを抑えて道糸は一切出さずに浮かせに掛かります。ところが突っ込みに耐えているところで、根に張り付かれてしましました。
引っ張ってもビクともしません。まるで根掛かりのようです。
そこで、強引に竿を立てて引き剥がそうとしたところで、
スッポーン!
なんと、針が外れてしまいました。
後でマ氏に聞いたところ、このケースの針ハズレは魚の唇切れによるものなのだとか。本日のような太仕掛を使用した場合、魚の唇のほうが負けてしまうみたいです。
今までも針ハズレによるバラシを何度も経験して来ましたが、こういう理由だったのかもしれません。
一方、マ氏のほうはバンバン魚を釣り上げられております。どうやらかなり活性が高い様子。
ワタクシにも頻繁にアタリがありますが、貝グシャやスッポ抜けを連発してなかなか釣り上げることが出来ません。
この日使用するリールはシーマチック68パワーバージョンBJ。ドラグ付のため、道糸を出すときには左手でリールから引っ張り出す必要があります。
マ氏もドラグ付のBJ75Dを使用されておりますが、ベアリングを交換されていてハンドルを弾くと2~3回まわって止まる絶妙なセッティングをされておりました。
ワタクシもBJ75Dを買ってベアリングチューンをしたいと、物欲が刺激されたのは言うまでもありません。
名言連発!マングース先生の際穴釣り講座!
(;´д`) pic.twitter.com/bd9DFNYfCM
— 野々宮@くろこう.net (@kurodaikoshien) August 6, 2016
その後、穂先を押さえ込むアタリを合わせてキビレを釣りました。
このあたりで、それまで強く吹いていた南西風が弱まるとともに、しばらくアタリが遠のいてしまいます。
マ氏より
マ氏「『はよ釣れよ!』って言ったらまたブログに書くんやろ!」
と言われたので、一応書いておきます。
マ氏「はよ釣れよ!」
一方、マ氏のほうは防波堤の根元付近で50cmの年無し黒鯛を頭に竿を曲げ続けておられました。そこで、どのような攻め方をされているのか尋ねてみたところ、
マ氏「テトラの際の潮が透け気味やろ。そして、少し前の沈みテトラ付近に濁りがあるやろ。その境目にやる気のあるチヌがおる。その付近の穴を集中的に探るんや。」
なるほど。言われてみればその通りでした。そこで教えてもらった通りに仕掛を投入すると、手元に「コツッ」というアタリ!
どりゃ~
竿を振り上げて鋭く合わせると掛かりました!
キューン、ドーン!!!
またもや強烈な引き!テトラで掛ける魚の引きはとにかく強いです。
一気に浮かせると直ぐに穴の外に出てくれました。黒鯛です!
十分に引きを楽しみ、空気を吸わせて大人しくなったところでタモ入れ。
やっと来た❗ pic.twitter.com/XJueVPKUZA
— 野々宮@くろこう.net (@kurodaikoshien) August 6, 2016
測ってみると47cmの逞しい黒鯛でした。マ氏のアドバイス通りにしたら釣れたことが嬉しくって、ついマ氏持ちで撮影して頂きました。
素早くリリースして追加を狙います。
マ氏のすぐそばで探っていると、マ氏からまたもアドバイスを頂きます。
マ氏「チヌのアタリは2mまでや。それ以上の棚は道糸を出して探らんでもええ。深棚でのアタリは全部キビレや。キビレのアタリに翻弄されたらあかんで!」
ワタクシはアタリが出るまで道糸を出して仕掛を送り込んでいたのですが、ワタクシが狙うのは黒鯛。アドバイス通りに2mまでのラインを集中して探って行きます。
時合い到来の目印!三角波を見逃すな!
ここで、マ氏から呼び掛けられます。
マ氏「ののちゃん、ちょっとこっち来てそこ見てみい!あれが三角波や!そこに潮目があるやろ。その潮目が寄ってきて三角波が出来とる。波の頭の形が三角形のように尖ってるやろ。あれが出来たときは釣れるチャンスや!そこのテトラを集中的に探るんや!」
おぉ、これがローレル氏の記事で読んだ三角波なのか!と感動しながらもマ氏に教えてもらった付近を集中的に探ります。
仕掛を穴に投入してステイ。穂先がピクッと動いたので聞いてみると掛かりました!
キューン、ドーン!!!
穂先が穴に突き刺さりました!すぐ横でマ氏が嬉しそうにこちらを見ています。
ゴリゴリとラインがテトラに擦れる感触が伝わりますが、パワーステージ4号の強さを信じてそのまま耐えます。
ひたすら耐えたところで、観念したのか穴から遂に出てきました!良型の黒鯛です!
穴から出してしまえばこちらのもの。十分に引きを楽しみ、しっかりと空気を吸わせて大人しくさせたところでタモ入れ。
48cmの黒鯛でした。これくらいのサイズはパワフルでよく引くので楽しいです。
またもやマ氏のアドバイス通りにしたら釣れてしまいました。本当に凄いです。
撮影していたら満面の笑みを見せていただいたのでパシャリ。
サングラスを外すと、いつもとは別人のように優しい顔をされております。
際穴釣りの極意!ハリスは短く!道糸は太く!
道糸とハリスをチェックしてみるとザラザラに傷んでおりました。
ここで、この日ワタクシが一番ためになったアドバイスを頂きます。
マ氏「テトラに道糸が擦れても、ナイロンやから切れへんねん。ナイロンは擦れに強いんや。」
マ氏「ナイロンの道糸部分で擦れながらもそのまま耐えて魚を弱らせるんや。パワーステージの4号は簡単に切れへん。」
マ氏「ところが、フロロカーボンのハリスが擦れたら一発で切れてしまうんや。俺のハリスの長さ見てみい、めっちゃ短いやろ。」
マ氏「魚を掛けたときに擦れた部分をチェックして、その部分がナイロンの道糸部分やったらそれでOK。ハリス部分が擦れてたらハリスをどんどん短くカットして道糸が擦れるように調節するんや。ローレル君のブログにも書いてあったやろ、ハリス20cmって。」
マ氏「初心者がテトラの際穴釣りで一番勘違いしやすいのがコレや。」
マ氏「根ズレ対策のためにハリスを長くするのは間違いなんや。逆にハリスを短くしていかなあかんのや!だから、この時期のテトラでは太い道糸を使うんや!」
マ氏「これ、しっかりブログに書いとかなあかんで!」
はい!しっかりと赤色太字で書かせていただきました!本日の目からウロコでした!
根ズレにはナイロンよりもフロロカーボンのほうが強いと思っていたので、今まではハリスを長めに取っていました。今日はたまたま傷んだ部分をカットして短くなっていたので切れることなく取りこめたのだと思います。
さらに、アタリの出し方についてのアドバイスも頂きました。
マ氏「もっと早くアタリを出したいんやったら仕掛を投入するタイミングを考えなあかんで。テトラに打ち寄せた潮が払い出す瞬間あるやろ、そのタイミングで仕掛を投入するんや。」
マ氏「払い出す潮と打ち寄せる潮がぶつかるところで、下に引き込む潮が出来るんや。やる気のあるチヌはそこで口を開けて待っとるんや!」
マ氏はこれらのこと(おそらくこれ以外の要素も)を計算しながら釣りをされているのですから。そりゃたくさん釣られるのも納得でした。
「釣ってください」って言ったらすぐに釣ってくれましたw
ワタクシの門限時間も迫っており、先ほどの魚で満足できたので、マ氏のヒットシーンを近くで撮影したいから釣って下さい、とお願いしたところ、
マ氏「よっしゃ!釣るわ!」
といって、その数投後
なんと、本当に釣られました!
さすが、スーパー落とし込み師マ氏です!もう漫画みたいで可笑しくて仕方がありませんでした!
ここでお互いに釣れたところで気持ちよく納竿としました。
まとめ
短時間の釣行でしたがマ氏からは沢山のことを学びました。本当にありがとうございました。
微力ながら、これからもどんどんこの釣りの楽しさを発信していきたいと思います。(ダイワ商品の宣伝もw)
次回も機会がありましたらご一緒願います。
と書いているところで、いきなり翌日にその機会が訪れることになりました。
次回に続くw
※2016/08/07 記事をアップしました!
2016/8/6 兵庫県:尼崎の潮回り
- 潮:中潮
- 干潮(時間) 潮位(cm)
2:37(91) / 15:00(49) - 満潮(時間)潮位(cm)
8:35(162) / 21:17(165)
本日の使用タックルはこちら
- 竿:ダイワ BJコマンダーT-超硬53UM改(メタルトップチューン)
- リール:ダイワ シーマチック68パワーバージョンBJ
- 道糸:東亜ストリング パワーステージ 4号
- ハリス:東レ トヨフロン Lハード 3号
- 針:がまかつ 伊勢尼7~8号
- 餌:イガイ