さて、このたびタイコリールに道糸を巻く機会がありました。
簡単な内容ですが、せっかくなので記事としてご紹介します。
前打ち用にオススメの道糸とは?
最近のテトラ穴撃ち釣行で、根ズレによるラインブレイクをたびたび経験しました。
おそらくワタクシのブログを読まれたであろう、尊敬するスーパー落とし込み師、BLACK STALKERのマングース氏(以下マ氏)よりメールでアドバイスを頂きました。
マ氏「テトラでするなら、今からの時期は道糸4号以上は必要やね!」
詳しく聞いてみると、今の時期の黒鯛はイガイをたっぷり食べてマッスルになっているので、体重増加も合わさって引きが強烈になっているとのことでした。
ワタクシは以前と変わらず2.5号の道糸に2号や3号のハリスを使用していたのですから、これでは釣れるはずがないですよね。
そこで、4号の道糸を購入しようといろいろ物色していたところ、マ氏がタイミングよく前打ち用の道糸に付いてTwitterで呟かれておりました。
BLACK STALKER @mongoose3des強度を考えるならテトラ前打ちの基準点はフタ・ゴ! 私的には季節を問わずコレ以下の号数を使う状況はほとんどありません・・・
Amazonではあいにく在庫切れだったので、フィッシングマックス芦屋店に見に行ったところ無事に購入することが出来ました。
1階レジ前のラインコーナーに各種サイズが陳列されておりました。今回は太い道糸が入り用だったので4号を購入しました。
メーカーの説明によると
超強力ナイロン糸に当社独自のソフト加工と撥水耐水樹脂加工(特許3142956号)を採用し、「ヨレにくい」「ベタ付きにくい」「巻きグセが付きにくい」「強い」と4つの良さを兼ね揃えた超高級道糸。
参照元:RAIGLON | パワーステージ
とのことです。
特許を取得した撥水耐水樹脂加工というなんだか凄そうな技術が使用されているようです。マ氏がおすすめされているのでこちらを使用しておけば間違いなさそうです。
リールの糸巻きに欠かせない!第一精工「高速リサイクラー」
今回購入した道糸は、現在前打ち用にメインで使用している鱗夕彩エスプラティヘチに巻こうかと思ったのですが、道糸を巻き替えるのが面倒だったので、使用せずに眠っていたシーマチック68パワーバージョンBJに巻くことにしました。
参考記事
リールへの巻き取りは第一精工の高速リサイクラーを使用して行います。
シーバス釣りの頃からかれこれ10年近く愛用しております。タイコリールのみならずスピニングリールやベイトリールにも使用でき、とても便利な商品です。
クランプで机の端を挟んで固定します。適用幅は35mmまでとなっております。
こんなふうにセッティングしました。
シャフト部の黒いネジを外してここに道糸のスプールを取り付けます。
スプールにボールペン等で穴を開けます。
高速リサイクラーにセットした状態。スプールの向きは糸がスプールの上から出るようにセットしました。
それではタイコリールに道糸を結んでいきます。
スプールを取り外さなくても作業は出来ますが、外したほうがやりやすいのでワタクシは外しました。
結び方は慣れた結び方でよいと思います。ワタクシはユニノットで結びます。
スピニングリールのように下糸を巻きません。落とし込み釣りでは仕掛けを遠くに飛ばさないので、飛距離を出すためにスプールの縁ぎりぎりまで道糸を巻く必要がないからです。
スプールをリールにセットして糸を巻き取っていきます。
ここがこの作業の一番重要なポイントで、自身が巻きたい巻き方で巻き取って行く必要があります。
- 右手巻き(内巻き)
- 右手巻き(外巻き)
- 左手巻き(内巻き)
- 左手巻き(外巻き)
と4種類あるので注意してくださいね。
ワタクシは左手巻き(内巻き)なので上の画像のように、竿にリールを取り付けた時と同じ状態で右手にリールを持って構えます。
高速リサイクラーのオレンジ色のツマミを右に捻ってテンションをかけます。道糸を張りながら巻いていくとトラブルの発生を抑えることが出来ます。
リールを左右に動かして糸が偏らないように巻いて行きます。このとき、濡れたタオルなどでラインを湿らせながら巻いていくと馴染みが良くなるようですが、ワタクシは面倒なので省略しました。
今回は150m中の50mを巻きます。今回購入したラインには長さによる色分けが無いので以下の計算で凡その糸巻量を算出しました。
リールのスプール径 | 68mm |
1回の巻取量(=円周の長さ) | 68*3.14=213.52mm≒0.21m |
50m巻き取るのに必要な巻き数 | 50/0.21=238.0952… |
これで238回巻けば50mくらい巻いたことになりそうです。
巻き終えました。
若干右に偏ってますが、タイコリールの場合そこまで細かいことは気にしなくても大丈夫です。
道糸をカットして完成です。
余った道糸は元のパッケージに戻して保管しておきます。
まとめ
スピニングリールしか触ったことが無い人はタイコリールの取り扱いに最初は戸惑うかもしれません。しかし、タイコリールの構造はとても単純なので一度作業を行えばすぐに理解できるかと思います。
この記事が参考になれば幸いです。
今回記事を書いていて知ったのですが、高速リサイクラーに新しいタイプが発売されていました。後発の商品だけあって細かな部分が改良されていて使いやすくなっているようです。