黒鯛の落とし込み・ヘチ釣り最盛期到来!
ブログ開設から6ヶ月経過しました!
堤防にはイガイが付き、各地で派手な釣果が出てくるようになりました。いよいよ黒鯛の落とし込み・ヘチ釣りの最盛期に突入した模様です。
それにともなって、おかげさまでこのブログにも検索エンジンより連日多数の方に訪問して頂けるようになりました。ありがとうございます。
検索キーワードを見ていると明らかに入門者の方と思われるキーワードがあり、この釣りに興味のある未経験の方にも見て頂けているのでしょうか。
落とし込み釣りの楽しさを共有したい
「ブログは特定の誰かに向けて手紙を書くように書くべき」
と言われますが、ワタクシが記事を書くときは、まだこの釣りをしたことが無い入門者向けに「落とし込み・ヘチ釣りが如何に面白く楽しいものなのか」ということを念頭に置いております。
具体的には、この釣りに興味を持ち始めた3年前のワタクシに向けて書いていたりします。実際、ワタクシがこの釣りを始めるにあたって様々なブログを参考にさせて頂きましたし、記事を読めば読むほどこの釣りの魅力に引き込まれていきましたしね。
参考記事
技術的に突っ込んだ内容については、未熟なので書きたくても書けませんが、とにかくこの釣りが楽しいよ!ということが文章から伝われば嬉しいです。
そこで、今回はワタクシが黒鯛の落とし込み・ヘチ釣りが楽しいと思える理由について書いてみようと思います。
黒鯛(チヌ)の落とし込み・ヘチ釣りがなぜ楽しいのか?検証してみた
1.黒鯛の強烈な引きをダイレクトに味わうことが出来ます
魚が掛かるのは基本的に自分の足元なので、他のどの釣り方よりも至近距離でやり取りが始まります。
他の釣り方ではたいてい遠くで掛けた魚を弱らせながら近くに寄せてきますが、足元で掛けた黒鯛は既に寄った状態なので、いきなりフルパワーの引きを味わうことになります。
一度この黒鯛の強烈な突っ込みを味わうときっと病みつきになるはずです。
ワタクシはシーバス釣りから落とし込み釣りに転向してきたのですが、50cmを越える年無し黒鯛の引きは80cmクラスのシーバスよりも強く感じます。
2.時期によっては意外と簡単に釣ることが出来ます
ワタクシがそうだったのですが、自分で始めてみるまで落とし込み釣りってとても難しいイメージがありました。
実際にワタクシがこの釣りを始めてみて感じたのですが、確かに難しい面もあり奥が深いのですが、単純に魚を釣ることだけでみると、釣れる時期に釣れるエサで釣りをすれば比較的簡単に釣ることが出来ます。
ワタクシが釣りを始めたのが6月の梅雨時期で、イガイをエサにして落とし込んでみると、初めての釣行でキビレを釣ることが出来ました。
いま思い返せば、ガン玉の打ち方やイガイの針への付け方なんてめちゃくちゃだったのですが、釣果にはあまり関係なかったようです。
その後も、6月から8月にかけてイガイが落ちるまで釣れ続け、時には3時間の釣行でキビレを含め20枚近く釣れたこともありました。タイミングが合えば、他の釣りでは経験できないような入れ食いを味わうこともできます。
最盛期といわれるシーズンに釣りを開始すれば初心者の方でもきっと容易に黒鯛を釣ることが可能です。
その際、専用タックルがあるに越したことはないですが、落とし込み釣りの場合、アタリをとるのは目印もしくは道糸なので、竿やリールはそれほど重要ではありません。ですので、とりあえず手持ちのタックルで試してみてもよいかと思います。
実際、ワタクシのホームでは地元のオッチャンが短めの磯竿にスピニングリールで目印を付けてバンバン黒鯛を釣ってますしね。
さすがにスピニングリールは使いづらいと思うので、安いタイコリールだけでも準備することをオススメします。
3.大阪湾ならどこでも釣れる身近さがあります
これも大きいです。
黒鯛の落とし込み釣りは阪神間の海ならどこの防波堤でも釣ることが出来ます。もちろん、立入禁止の場所に入るのはダメですよ。
ワタクシがホームとする釣り場は、自宅から原付で20分弱のところにあります。休みの日の朝に早起きして家族が起きる前の2時間だけ、夕食前の1時間だけ釣りをする、なんてことも可能です。
最近は渡船に乗って沖堤防に行くことが増えてきましたが、海釣りの基本はオカッパリ(船を使わない釣りの総称)ですよね。
ちなみに、近所の武庫川の堰堤でもルアーでですが釣ったことがあるので、釣ろうと思えば河川でも釣ることが可能です。武庫川の場合、河口にあるテトラで前打ちがよさそうです。
4.仕掛けがシンプルなので手軽に釣行可能です
道糸、ハリス、ガン玉、針が有れば釣りが成立します。あとはこれに目印が増えるくらいでとてもシンプルな仕掛けで釣りを楽しむことが出来ます。
さらに、エサとなるイガイやフジツボ、それにカニなどは現地調達が可能です。フカセ釣りやエビ撒き釣りのようにエサを買いに行く手間がかかりません。
エサを現地調達するということはエサ代が必要ないので、一度タックルを揃えてしまえばランニングコストがほとんどかからないのも魅力です。
ちなみに、現在のメインエサのフジツボは冷凍保存したものでも釣れるので、ワタクシは多目に採取して自宅の冷凍庫にストックしております。これでエサを採取する手間もかかりません。
黒鯛をリリースするのであればクーラーは必要ないですし、大きな荷物といえば竿とタモくらいなので原付や自転車での釣行も可能です。
ようするに、落とし込み釣りにはルアーフィッシングと同じような感覚の手軽さがあるといえます。したがって、ルアーフィッシングをされていた人なら、落とし込み釣りへスムーズに移行できるはずです。
5.真昼の明るい時間帯でも釣ることが出来ます
エサ釣りをされている方からすれば普通のことかもしれませんが、ワタクシがシーバス釣りをしていた頃は夜の釣行がメインだったので、真っ昼間でも黒鯛がバンバンつれる落とし込み釣りは衝撃的でした。
今でこそタックルやルアーの進化により、シーバスのデイゲームはメジャーになりましたが、回遊待ちになることが多くギャンブル性の高い釣りとなりがちです。
黒鯛の落とし込み釣りでは、昼間の明るい時間帯でも安定して釣ることが出来ます。それに魚とのファイトシーンもよく見えるので面白いです。
6.真冬でも釣れるので1年を通して楽しむことが出来ます
昨年は真冬でも落とし込みで黒鯛が釣れるのか試してみようと思い、厳しいと言われる12月~2月の厳寒期にも釣りに行きました。
1月の後半から2月の中旬にかけてアタリすらない坊主の時もありましたが、それぞれの月に黒鯛の釣果をあげることが出来ました。
その模様はすべて釣行記に綴りましたので、是非チェックしてみて下さいね。
数釣りが楽しいのは勿論ですが、厳しい状況で釣る1枚の魚も釣ったときの達成感が大きくて好きです。
まぁ入門者の方にははもっと釣りやすい時期に釣ることをオススメします。
7.50cmを超える年無し黒鯛も釣ることが出来ます
近所の防波堤から50cmを超える大きな黒鯛、いわゆる年無し黒鯛を釣ることも出来ます。狙って釣るのは難しいですが、続けていればきっとチャンスは巡ってくるので夢が膨らみますよね。
8.ゲーム性の高さがあります
落とし込み釣りでは、道糸や目印の繊細な動きでアタリを取ります。そして、そのアタリを捕らえてこちらから積極的に合わせていかなければ黒鯛を掛けることが出来ません。合わせ損ねるとこの画像のように貝を割られて(貝グシャ)しまいます。
穂先を引き込むような明確なアタリが出ることもありますが、滅多にありません。従って、釣果のほとんどは自らフッキングしたものなので、釣り上げた時の達成感が大きいです。
さらに、ワタクシが最近夢中になっているスリットケーソンの釣りでは、バス釣りのカバー撃ちやボートシーバスの穴撃ちのように、ストラクチャーであるスリットの柱回りにエサを落として探っていきます。
高価なルアーは使用しないので、思いきって攻めることができますし、そこで魚を掛けたときのやり取りはとてもスリリングで興奮します。
時には上から見える黒鯛を釣るサイトフィッシングも可能です。黒鯛に気配を悟られないように忍び足で近づいてエサを落とす様は、あたかも黒鯛とかくれんぼをしているかのようです。
とにかくこちらから黒鯛をひたすら探して釣り歩く、とても攻撃的な釣りだと言えます。
9.黒鯛の魚体が美しい
これは落とし込み釣りに限ったことではありませんが、背鰭をピンっと張った黒鯛はカッコいいですよね。
ちなみに、ワタクシが一番好きな黒鯛の体の部位は上顎の歯並びです。
10.タイコリールが美しい
このブログではしつこいくらい書いてきましたが、タイコリールが大好きです。なので、タイコリールを使用する落とし込み釣りも大好きです。
落とし込みタックルにはスピニングタックルにない趣があるので、釣れても釣れなくてもタックルを持って歩くだけで気分がウキウキします。
まとめ
とにかく、近所で手軽に楽しむことができて、そこそこ大きくて引きが強い魚が釣れる、という点がこの釣りの魅力なのだと思います。
落とし込み釣りのクラブやチームが多く存在するのも、この釣りに魅力を感じている人が多いからなのでしょうね。
今、1年で最も落とし込み・ヘチ釣りで黒鯛が釣れるシーズンです。この記事を読んで興味を持たれた方は是非ともこの夏にチャレンジしてみませんか?