昨日の釣行の帰り際、地元のおっちゃんが「ボラ掛け」こと「ボラの引っ掛け釣り」をされておりました。仕掛けが珍しく以前から興味があったので今回撮影させてもらいました。せっかくなので記事としてご紹介します。
ボラが臭いのは環境汚染が原因?
阪神間でボラを釣るのが好きな人ってあまり居ないように思いますが如何でしょう?
昔シーバス釣りをしていたころ、阪神武庫川駅下の武庫川堰堤でルアーを投げていると、よくスレでボラを引っ掛けてしまいました。ボラのアタリとシーバスのアタリを見極めてフッキングを決めるが楽しかった思い出があります。
さらに落とし込み釣りをしていて、根掛かったイガイを外した際にリアクションバイトを誘ってボラにイガイを食わせて釣ったことが有りますが、あんまり嬉しくなかったですね。
やはり、その嬉しくない要因は独特の臭いと見た目のグロさでしょうか。
今回の記事を書くにあたり、Wikiを調べてみたところこんな記述がありました。
食性は雑食性で、水底に積もったデトリタスや付着藻類を主な餌とする。水底で摂食する際は細かい歯の生えた上顎を箒のように、平らな下顎をちりとりのように使い、餌を砂泥ごと口の中にかき集める。石や岩の表面で藻類などを削り取って摂食すると、藻類が削られた跡がアユの食み跡のように残る。
参照元:ボラ – Wikipedia
阪神間の海のヘドロを主食として食べているのなら当然の臭いですよね。しかし、ボラに原因は無いことを思うと複雑な気持ちになってしまいます。
阪神間のボラを食べると、「なあに、かえって免疫力がつく」
常連のおっちゃん連中は、黒鯛~サヨリ~タチウオ~ボラという具合に季節の釣りものを釣られております。1年を通して同じ釣り場に通われており、本当にいろんなことを知っているので話していて勉強になることも多いです。
例年ワタクシのホームでは、だいたい1月くらいからボラの引っ掛け釣りを始められます。タチウオが釣れなくなるタイミングで始められるようです。
もちろんおっちゃん連中はキャッチ&イートが基本なので、ボラも食用として釣られております。おっちゃん曰く寒ボラは最高に美味い!とのことです。
水質の良い水域のものや外洋の回遊個体は臭みが少なく、特に冬に脂瞼の回りに脂肪が付き白濁した状態になる「寒ボラ」は美味とされる。身は歯ごたえのある白身で、血合が鮮やかな赤色をしている。刺身、洗い、味噌汁、唐揚げなど様々な料理で食べられる。
参照元:ボラ – Wikipedia
Wikiによると「水質の良い水域のものや外洋の回遊個体は」とされており、西宮の海は真逆だと思うのですが健康的に大丈夫なんでしょうか。
まぁ、元気なおっちゃんを見るにつけ大丈夫に違いないのでしょうが、免疫力の違いでしょうか。
スレ掛りのボラの引きの強さは異常
そこで、昨日の釣行の帰り際、常連のおっちゃんがボラ掛けをされており、ちょうど仕掛けの準備をされているところだったので撮影させて頂きました。
こちらがおっちゃんの自作によるボラの引っ掛け釣り仕掛けです。一見タイラバのようにも見えますね。
この独特の仕掛けでボラをおびき寄せ、この仕掛けにボラが触れると穂先にアタリが出るので、合わせを入れて3本針のフックに引っ掛けて釣ります。
長めの竿に小型の両軸リールをセットし仕掛けを道糸の先に付けます。
こんな感じで構えてアタリを待ち、上下に動かしたりして誘いをかけるようです。
スマホカメラを構えるとポーズを取ってくれました。まるで職人のようですね。ヒットシーンを撮りたかったのですが、さすがにそんなに甘くはないようでした。
毎年1月~3月くらいには、こんな感じでおっちゃんが東面に並んで釣られております。もはや地元の風物詩ですね。
まとめ
ワタクシなら、噴き出し付近に溜まっている見えボラをフックが3つ付いたフローティングミノーの早巻きで引っ掛ければよいのに、と思うのですが、それじゃ簡単すぎて面白くないのだそうな。
なるほど、釣りって奥深いですね。