さて、このたびTwitterでちょっとした風が吹いているイガイ取り器『ゴリ&ゴリエ』を入手しました。
気になっている方も多いはずですのでご紹介したいと思います♪
経緯
これまでのメインで使用してきたヤマワのパワフルイガイ取り。
2年前に購入して以来、イガイをメインに最近ではパイプ虫の採取にフル活用してきました。
壁を掻くときにどうしても網を巻き込んで掻いてしまうので網が穴だらけになってしまいまして(;´д`)
それではパイプ虫採取で壁を掻きまくったヤマワのパワフルイガイ取りをご覧下さい。 pic.twitter.com/A8PGpqC1rt
— 野々宮@くろこう.net (@kurodaikoshien) April 4, 2021
Twitterで穴開き具合を呟いたところフォロワーの目印一筋氏@kuro1091_8989 (以下一筋氏)から「いいのがあるよ♪」と教えていただいたのが今回ご紹介する『ゴリ』と『ゴリエ』です♪
一筋氏にDMで詳細を確認するとヤマワのパワフルイガイ取りに少し上乗せしたくらいの金額で販売して頂けるとのことで購入に踏み切った次第です。
ヤマワのパワフルイガイ取りはその商品名の通り、イガイを採取する分にはは十分な働きをしてくれるのですが、パイプ虫やフジツボを掻くには力不足でした。
それに穴だらけでせっかく掻いた餌が網からこぼれ落ちてしまってましたから良い機会でした。
一筋氏といえば、目印用のパイプを均一にカットする治具『M・C・J』の作者として知る人ぞ知る存在の御仁です。
そのアカウント名の通り、目印オンリーで落とし込み釣りを楽しんでおられ、キャリアなんと35年!
まだ7年生のワタクシにとって大先輩に当たるんですね〜(;´д`)
一筋氏は中京エリアを中心に大阪湾にもしょっちゅう遠征に来て釣りを楽しんでおられます。
長年のキャリアから考案されたアイテムはマニア心を擽るかゆい所に手が届くものばかり。
今回ご紹介するイガイ取り器『ゴリ』もその単純明快な名前も気に入ったので作って頂くことにしました♪
ゴリゴリ取るから「ゴリ」w
4月の頭にお願いしてから2週間ほどで届きました。
オールステンレス製で鋭利な5枚刃が特徴です。
本来、網は別途用意する必要があったのですが今回は特別にサービスで付けて頂きました♪
ちなみにこの網はダイソーの『マチ付ピンチネット』という商品で洗濯バサミを入れておくためのものです。
網は消耗品なので100均で手に入るのはありがたいですね。
ゴリのサイズは縦130mm(刃含む)横150mmです。
ゴリの網だけど
セリアで中々見つからないとの事ですがセリアの店員に画像を見せて「これ置いてない?」と聞くとタブレットで検索してくれます。
無ければ取寄せも可能みたいなので、とりあえず店の人に聞いてみて下さい(ダイソーは以前聞いたけど無くなったら終わりだといわれましたけどね) pic.twitter.com/i4S29QB3DI— 目印@一筋 (@kuro1091_8989) May 3, 2021
セリアで販売されている『スパバッグメッシュタイプ』という商品も良さげです♪
ヤマワのパワフルイガイ取りと比べてみるとちょうど一回り大きいくらいのサイズ感です。
こんな感じ。
強靭なゴリ、そのパワーでタモの柄につけて使用するとタモが負けて破損してしまうリスクがあるとのことで一筋氏よりロープの装着を強く推奨されました。
とりあえず手持ちのロープを付けましたがタモが負けると聞いて不安が募ります…。
刃が鋭利なので牡蠣殻を引っ掛けてタモに強い負荷をかけてしまいそうですよね。
餌掻きに使用するタモの柄はもはや餌掻き専用と言っても過言ではない太くて強い玉の柄6mです。
この柄、小継ぎタイプの柄に較べればもちろん強いのですが意外と脆いんです。
ロープを使って柄に力を掛けないように使用すれば問題ないのですが面倒臭くて、柄で掻いてしまって何度か固着させてしまいました。
そこで一筋氏にお願いして追加でゴリ用の柄、略して『ゴリエ』wも作って頂くことに!
部材の手配の都合上、4セット受注が溜まってからの手配になるとのことでしたが、Twitterで告知していただくとアッという間に受注が入りまして、めでたく製作を進めて頂けることになりました。
ゴリの柄、略して「ゴリエ」w
ゴリが届いてから1週間後、丁寧に梱包された『ゴリエ』が無事に届きました♪
このスピード感、現代のSNS社会に生きていて良かったな〜と思いますわ(;´д`)
気になるお値段は太くて強い玉の柄が2本分くらいでした。
価格は原材料費によって変動するとのことですので都度一筋氏にお問い合わせください。
オスネジもしっかりと段ボールで保護されております。
並べてみました。
ねじサイズはオスメスともにW1/2です。釣具で広く使われるサイズですので互換性が有ってゴリ以外のイガイ取り器にも使用可能です。
1m×5本=5mのセットになります。
オールステンレス製ですが5本まとめて手に持つとズッシリと重みを感じます。
5本で2.85キロあるそうです。
さっそくゴリをセットして5本繋いでみることにしました。
最初、室内で繋ぎ始めましたが伸縮しないので慌てて外に持って出ますw
すべて繋いで2階のベランダから伸ばしてみた図。
地上で持つとかなり重たいです、水中に侵けて使用するので実際に使用する場面ではある程度重たさは感じないかとは思うのですが不安になるレベルです。
ゴリエを階段に押し付けて撓らせてみました。
継ぎ目にゴムパッキンがカマしてあるのでその分が撓る感じです。
試しに応援団の団旗のように斜めに掲げてみましたがメチャクチャ重たくて無理でした(;´д`)
ええ年したオサーンが汗だくになって5mの鉄の棒と戯れている姿はさぞかし気持ち悪かったことでしょうw
ゴリエのケースは120cm推奨
ゴリエは重たいので裸で持ち運ぶのは不便です。
というわけで適当なケースを手配することにしました。
ゴリエの長さが100cmなので余裕を持って120cmのケースを探しました。
釣り竿用のケースでは良いものが見つからなかったのでAmazonでカメラの三脚用のケースを見つけてポチりました。
直径が18cmあり、ゴリエ5本を入れてもまだスペースがあったので予備の太くて強い玉の柄6mとゴリを入れていい具合に収まりました。
内部に紐が付いているのでゴリエを縛って固定可能です。
今のところネットで手軽に手に入る商品ではこちががオススメです。
インプレ
というわけで後日、さっそく餌掻きに使用しました。
ワタクシの他にゴリ&ゴリエを入手されたTwitterのフォロワーさんから、持ち手部に滑り止めを巻くと捗るよ!と教えて頂いたので熱収縮チューブを巻いてみました♪
ゴリエの径が30mmなので35mmで良い感じにフィットします。
傷付きやすい尻周りにはさらに100均のゴムバンドを巻いて補強しました。
餌場に着いてゴリエを繋ぎます。まずは3本=3m繋いでみたの図。
伸び縮みしないので取り回しに気を使います。
車を近くに停めて作業していたので何度も車にぶつけそうになりました。
さっそく壁を掻いてみると微妙に餌(パイプ虫)の層に届きません。
というわけでもう1本継ぎ足します。
これがなかなか面倒っちゃ面倒(;´д`)
まぁその餌場の棚を把握出来ていれば最初から狙った長さにセット出来るので、慣れで対応出来そうです。
ふたたびゴリを投入してゴリゴリっと壁を掻くと物凄い勢いでパイプ虫が採れます!
ヤマワのパワフルイガイ取りで掻く場合、刃の角の鋭利な部分を上手く当てないとパイプ虫は取れませんでした。
ゴリですと刃を平行に壁に当ててもゴリゴリ掻いてくれます。
しかもゴリエのパワーも手伝ってパイプ虫を根こそぎかっさらいます。
アッという間にパイプ虫を確保できました。
時間にしていつもの半分くらいでしょうか?
とにかく大幅な効率化に成功しました。
さらに後日、イガイも掻いてみました。
こちらも物凄い勢いで採取することが出来ました♪
ゴリの切削力とゴリエの強靭なパワーが良い相乗効果をもたらしてくれます。
使用後、ゴリとゴリエをバラすとゴリエがかなり海水を含みます。
雌ネジ側を下にして十分に水分を切ってからケースに収納しないと水浸しになってしまいます。
ある程度水分を切ってから雌ネジ側を上にして収納、持ち運ぶと良いかと思います。
まとめ
落とし込み釣りにとって餌の調達はとても重要!
ですので、そのための道具に拘るのもこの釣りの楽しいところです。
通常はイガイ取り器側ばかりが注目されがちですが、今回はゴリエという柄に拘ったところが面白いなと思いました。
伸縮するタモの柄では常に固着の懸念があったのですが、ネジ継ぎ仕様として根本から回避しようという発想が素晴らしいと感じました。
こだわりのイガイ取り器をお持ちの方はゴリエだけでも使ってみて頂きたいです。
お陰様で「ゴリ」と「ゴリエ」
第1弾は終了しました。
第2弾は未定です。要望があれば考えますが「ゴリ」は(5セット)
「ゴリエ」は(4セット)での受注になります。
画像は自分の思った事を書いてありますので人それぞれ受け方も違うかも😊 pic.twitter.com/tjOw40Zc0b— 目印❤一筋 (@kuro1091_8989) April 29, 2021
メリット・デメリットについては一筋氏のツイートをご確認ください。
概ねワタクシも同意ですが、デメリットとして伸縮しないことで小回りが効かない点についても補足させてください。
餌掻きをする場合、最初から餌が付いているポイントが絞られていることは稀で、通常は大きく釣り場を横移動しながら餌を手探りで掻いていきます。
その際、車やバイクに乗って大きくポイントを移動したい状況もあるものですが、ゴリエセットの場合、都度バラして組み立てる必要があるので移動が億劫になってしまいました。
これが一筋氏が言及されている仕舞う時に時間がかかる、という点かと。
ですので効率良く餌掻きをするためにはサブの太くて強い玉の柄&パワフルイガイ取りも使って行く必要があるなと感じました。
新規ポイント、新規餌の採取はサブで行い、場所がピンポイントで特定できた後にゴリエセットで一気にかっさらう。
こんなふうに使い分けをしていけばよいかなと。
※乱獲はダメですよ!
たかが餌掻き、されど餌掻き。
釣りの準備段階の餌掻きでここまで熱くさせてくれる落とし込み釣りって最高ですよね♪
ゴリ&ゴリエセットが数年後には餌掻きの定番アイテムになってたりして!?w