【愛媛遠征】由良半島の磯に尾長グレを釣りに行った結果!

由良半島 須下
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先週末、予告した通り愛媛県宇和島市の由良半島に行ってきました。

雨男野々宮、今回も本気を出す

当初の予定では金曜の夜に出発して土日と2日間釣りをするつもりでした。

ところが、土曜日は観測史上過去2番目に遅く発生した台風1号の影響で船が出船出来ずキャンセルとなり、日曜日のみの釣行となってしまいました。

実は、今年の1月下旬にも愛媛西南部への遠征を予定していたのですが、その日も40年ぶりの大寒波が襲来して大雪のため中止になっていました。

2回連続で天候不順による中止が絡んでくるなんて、我ながら「持ってる」男だと思います。

土曜日、14時過ぎに西宮で会社の同僚と待ち合わせをして車1台で向かいました。

20160710_suge (3)

こちらが今回ワタクシが持参した荷物。昨年、フカセ釣りを始めるためにゼロから一式揃えました。フカセ釣りは荷物が多くて大変ですね。

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目的地まで岡山を経由して片道465km、約6時間かけて向かいます。

途中スーパーや釣具屋に寄ってエサを購入したりして、この日の宿泊先の坂本渡船さんに着いたのが22時前。結局8時間もかかってしまいました。

金曜の夜に出発して徹夜で渡船に乗って釣りをしていたことを思うと、足を伸ばして布団の上で眠れるだけでも幸せですね。

この日は高ぶる気持ちを押さえながら翌朝に備えて眠りにつきました。

須下(スゲ) ツタ

4:45出船の1便に乗るため、4時にセットしたアラームで目覚めました。

あいにく天気予報通り雨が降っていたので、ゴアテックスレインウェアを着込み準備済ませて船に乗り込みます。

船には約20名ほどが乗船しており、順番にそれぞれのポイントに降りて行きます。

由良半島 須下

まだ薄暗く幻想的な海。

まさに、非日常の世界へと旅立っているようでとても興奮しました。これが磯釣りの魅力のひとつなのでしょうね。

由良半島 須下

手前のポイントから順番に釣り人を降ろして行きます。皆さん荷物の量が半端なく多いですね。普段身軽な落とし込み釣りをしているワタクシにとっては、今回で2回目ですがカルチャーショックを受けまくりでした。

由良半島 須下

こんな雄大な景色を見ながら

由良半島 須下 ツタ

「ツタ」というポイントに到着しました。

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参照元:四国西南部の磯図を紹介

このポイントにはワタクシともう一人別の方の2人で降ります。全身サンライン+がまかつのタックルで身を固めた、まさに「磯グレ師」を具現化したかのようなセミプロ風磯師です。

勝手が分からないので、狙うポイントやウキ下のタナなどを質問すると優しく教えて頂けました。見かけによらず良い人で助かりました。

由良半島 須下

事前にハリスまで竿に通して準備していたので、竿を伸ばしてすぐさま釣りを開始しました。

竿2号、道糸3号、ハリス2号2ヒロにグレ針6号を結んだゴツめのタックルに、ウキは0号でガン玉は打たず、ウキ下を2.5ヒロとしました。

由良半島 須下

付けエサはボイルオキアミをこんな感じで付けます。

由良半島 須下

この日のコマセはボイル2枚にグレパワーV9スペシャル1袋。

適当に海水を混ぜて練ったのですが、固さ加減がよく分かりません。

見よう見まねで尺を振るも、パラパラと散ってしまい全然遠くまでコマセを飛ばすことが出来ませんでした。

一方、隣のセミプロを見ていると、オーバーキャストとアンダーキャストを巧みに使い分け、見事に団子状のまま遠投されております。

普段の釣りで全くしたことのない動作なので仕方がないのでしょうが、ある程度練習しなければ上手くならないと思いました。

後で聞いた話ですが、尺の使い方よりもコマセの配合が重要っぽいですね。

 

奥が深いぜ、フカセ釣り。

 

この日は満潮が10時半。それまでが勝負との話だったので最初からウキの動きに集中します。

由良半島 須下

ところが、この日はエサ取りが多く、いくら手前にコマセを撒いて引き付けてから沖目に仕掛けを投入しても直ぐに付けエサが無くなります。

隣のセミプロもこの状況は厳しいと言っているので本当に厳しいのでしょう。

足元を見ていると、エサ取りの下にグレの魚影も確認出来るのですがそこまで付けエサが届きません。

すると

 

セミプロ「沖の方に潮目が出来ている。そこまでウキを飛ばせそうか?」

 

と聞かれました。

スピニングタックルでの遠投はシーバス釣りの時にIPを投げてさんざん鍛えたので自信がありました。見たところ3~40mくらいの感じだったので

 

野々宮「余裕ッス」

 

と答えると

 

セミプロ「あの潮目付近に本流が流れている。その本流に仕掛けを流すことが出来ればチャンスがある。」

 

とのこと。

 

そこでルアーの時と同じようにペンデュラムキャストを試みるのですが、またも上手く行きません。

由良半島 須下

昨年購入したレバーブレーキ付きリールのハイパーフォースを使うのが今回で3~4回目。

仕掛けを投げるときに右手人差し指で道糸を押さえてからベールを起こして投げるのですが、レバーが邪魔で仕方がありません。

何度もレバーに道糸が絡まってウキを足元の岩にぶつけてしまいます。

さらに、レバーが手前に倒れていることに気付かず、スプールがフリーになって道糸がぐちゃぐちゃになる等、最初のうちはなかなか仕掛けを狙ったポイントに飛ばすこともままなりませんでした。

まさかレバーブレーキ付きリールの操作に苦労するとは思いもよりませんでした。

失敗を繰り返しながらもなんとかウキを飛ばせるようになり、潮目付近に仕掛を投入すると、本流に引かれて道糸がどんどん出て行きます。これが事前にネットで調べていた本流に流す釣りなのかと感動しました。

道糸にマーキングがないのでどれくらいの距離を流しているのか分かりません。

適当に付けエサが残っているか確認のために仕掛を回収します。すると、エサは綺麗に残っていました。

セミプロに聞くと、それで良いのでアタリが出るまで流して行け、とのことだったので、仕掛を投入してはベールを起こしてひたすら道糸を出して行きました。

何投目か流したところで、スプールをサミングしていた中指から「バチバチ」と道糸が出て行きました!

すぐさまベールを倒して合わせると掛かりました!

 

キューン、ドーン!!!

 

物凄い勢いで引きます!かなり沖のほうで掛かっていてルアーで魚を掛けたときのようです!

魚が引いたときは竿で溜めて、手前に向かって来たときに一気にリールを巻きます。

近寄ってきたところで激しく底に向かって突っ込まれます。そこで道糸は出さずに耐えたところ、

 

フッ。。。

 

 

オーマイガーッ!!!

 

なんと、バレてしまいました。

 

回収した仕掛を確認してみると、ハリスと道糸の結束部分が切れていました。どうやら結束が甘かったみたいです。この様子を見ていたセミプロ曰く、今のはおそらくグレだったはずとのこと。

仕掛けを再度作り直し、再び遠投して沖を狙います。

何投か流したところでまたもや「バチバチ」とスプールを押さえた中指を弾くアタリ!すぐさま合わせると掛かりました!

 

キューン、ドーン!!!

 

強烈な引きです!先ほどとは比べ物になりません!

沖で掛けているので、今度はしっかり時間を掛けてやり取りをします。嬉しいのでリールのレバーを無駄に握ったり緩めたりしてブレーキの感覚を楽しみます。

ゆっくりやり取りをして近づいてきたところで魚影が確認できました、グレです!

その魚影が見えたところで、まだそんな力が残っていたのかというくらい強烈な勢いで際に突っ込みます!

レバーブレーキを駆使して竿の角度を保ちます。横ではセミプロがタモを構えて待ってくれています。何度か突っ込みを耐え、浮いてきたところで無事にネットイン。

49cmのクチブトグレ

49cmの口太グレでした!

いつもならDRESSの爆釣メジャーで計測するときは、必ずアナログメジャーで先に計測するのですが、今回は興奮していたのでその作業を怠りました。

帰宅後に魚をアナログメジャーで計測すると50cm近くあったので、再度爆釣メジャーで計測したところ49.3cmでした。魚は死後硬直で縮むそうで、釣ったときは50cmは超えていたはずです。

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狙っていた尾長グレではありませんでしたが、そのたくましい魚体と強烈な引きに感動しました。

あまり認めたくはありませんが、同じ50cmクラスの年無し黒鯛の引きよりも強い引きでした。多くの方がグレに魅了されるのも納得です。

このとき、時刻は7時過ぎ。2連続のヒットに満潮前のジアイ到来か?とすぐさま仕掛けを準備して投入しますが、アタリませんでした。

その後、先ほどまで流れていた潮も止まりいくら遠投しても仕掛けを流せなくなってしまいました。

一方、セミプロは見事なコマセワークで足元で40cm前後のグレを何枚か釣られておりました。

ワタクシも真似をしてコマセを撒いてみますが、エサ取りの猛攻を躱すことが出来ません。

由良半島 須下

釣れるのはこんな可愛いサイズのイガミ(ブダイ)ばかり。

由良半島 須下

10時頃に船長が弁当を磯まで届けてくれました。船長によると、この日はどこもグレは渋いらしくあまり釣れていないとのことでした。

しかし、磯で食べる弁当は美味しいですね。

もっと美味しく食べるために、次回はコマセ臭い手を洗う水を持参しようと思いました。

由良半島 須下

綺麗な景色に心が癒されます。

由良半島 須下

足元はこんな感じ。

由良半島 須下

際を狙うセミプロ。最初に釣れたグレはこのセミプロのアドバイスのおかげでした。

この後、潮が動き出すことは無く、コマセが無くなったところで納竿としました。

坂本渡船

坂本渡船さん周辺の様子

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まとめ

釣果は口太グレ1枚のみと振るいませんでしたが磯フカセ釣りを楽しむことが出来ました。この日のグレの釣果は全体的に渋かったようで、釣ってる人でも最高4枚で坊主の人もいたようです。

往復の移動時間が長い所だけがマイナスポイントですが、次回こそは尾長グレを釣るべくリベンジをしたいと思います。

そのためには黒鯛のフカセ釣りで練習、と行きたいところですが、落とし込み釣りに忙しくて難しそうな感じです(;´д`)

2016/7/10 愛媛県:宇和島の潮回り

  • 潮:小潮
  • 干潮(時間)  潮位(cm)
    4:53(99) / 16:50(72)
  • 満潮(時間)潮位(cm)
    10:38(184) / 23:26(200)

本日の使用タックルはこちら

  • 竿:シマノ ラフィーネ 2-530
  • リール:シマノ 13 BB-X ハイパーフォース C3000DXG
  • 道糸:バリバス バーマックス磯 ゼロフカセ 3号
  • ウキ:釣研 トーナメントゼクトM 0号
  • ハリス:フロロカーボン 2号
  • 針:がまかつ 層グレ6号
  • 付け餌:ボイルオキアミ
  • コマセ:ボイルオキアミ 2枚 マルキュー グレパワー V9スペシャル 1袋

コストパフォーマンス最高の磯用フェルトスパイクシューズ

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ハイパーVソーラーのワタクシでもさすがに磯でハイパーVソールを履くわけには行かず、今回の釣行で履いた靴がこちら!

阪神素地(はんしんきじ)のフィールドエクストリーマー FX-902です。普段履いている革靴のサイズが25.5cmの3EのワタクシでMサイズでジャストフィットでした。

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