この振り返りもだいぶん追いついて来たので記憶も鮮明になってきました。あともう少しですね。
それでは続きです。
黒鯛師の憧れ、50cm以上の黒鯛「年無し」
ワタクシは釣った魚のサイズにはそこまで固執しないのですが、自称落とし込み黒鯛師の端くれとして、一度は年無し黒鯛を釣ってみたいと思っておりました。
ワタクシの場合、48cmくらいまでのサイズは時々釣れるのですが、それ以上のサイズとなると極端に釣れなくなります。過去に何度かとてつもない引きの魚を掛けて全く止めることが出来ずに切られてしまったことがあったのですが、もしかするとそれが年無しクラスの黒鯛だったのかもしれません。
この記事を書くにあたって、「年無し」について調べてみたところ、「ねんなし」と読む人もいるみたいですね。実は、ワタクシも初めてこの単語を見たときには「ねんなし」と呼んでおりましたが、こちら西宮界隈においては「としなし」としか聞いたことが有りません。
他にも間違えて読んでいる釣り用語があるのかもしれませんね。
オーバーハング下は黒鯛の宝庫
その日の夕方は、ちょうど上げ七分と夕マヅメがかさなる絶好のタイミングでの釣行でした。なんとなく釣れそうな気がしていたことを覚えております。
東面から順番に落として行き、アタリのないまま西端まで進みます。
雰囲気だけは最高やねんけどな~ pic.twitter.com/3pS2llIB50
— 野々宮@くろこう.net (@kurodaikoshien) September 27, 2015
この動画を見返すだけでもその時のことを思い出して涎が出そうになるのですが、いい感じの南西風が吹き、オーバーハングでは最高の雰囲気が漂っておりました。
フジツボを落とすと、すぐにアタリが出ますが針掛かりしません。落とすたびに、貝グシャかグンパを食らいます。
ワタクシの経験上、イガイと違って、フジツボの場合ほとんど向こう合わせが無いです。こちらから合わせないとまず針掛かりしないように思います。今現在もフジツボをメイン餌として使用しておりますが、このシビアな感じが面白くて、今となってはイガイよりも好きな餌かもしれません。
秋の爆釣、略して「あきばく」!
何度か魚を掛けるも、すぐにオーバーハング下に潜られハリスを切られしてしまいます。両手で竿を持っても魚の勢いを止めることが出来ません。
その後ハリスを2号に替えて落とすと、引き込みアタリ!リールのスプールをがっちり押さえて一切道糸を出さないように耐えます。何とかオーバーハングの外に引きずり出し上がってきたのは45cmくらいの黒鯛でした。
実はこの日から、少し前に釣りビジョンの再放送で見た東京湾STYLEの山下正明氏の影響で、道糸の巻き方をそれまでの外巻き(反時計回り)から内巻き(時計回り)に巻き替えていました。
なのでこの魚を掛けたとき、焦って従来の外巻きで巻いて思いっきり道糸を出してました。これが功を奏して魚が外に出てきてくれたのかもしれません。
その後も、アタリは止まらず切られたりバラしたりを繰り返します。アタリは全て1ヒロ以内で出ます。アタリ全ての引きが大物のそれで、これが噂に聞いていた「あきばく」の片鱗なのかと興奮しましたよ。
ギリ50cm、遂に年無し黒鯛を釣ったった!
そして、その時が訪れます。
今度も引き込みアタリ!今まで経験したことのない強い力で引き込まれます。それこそ海に引きずり込まれそうです。ヒットしてから5分くらい経ったでしょうか、ゆっくり上がって来たのは50cmジャストの黒鯛でした。
48cmを越えてくると、独特の顔つきに変わりますね。
というわけで、無事に地元西宮で年無し黒鯛を釣ることができたのでした。
黒鯛の落とし込み釣りを始めて、1年3ヶ月強掛かりました。これは早いほうなのかな?
次は銀治郎でも年無しを釣らねば!
2015/09/27 兵庫県:尼崎の潮回りの潮回り
- 潮:大潮
- 干潮(時間) 潮位(cm)
11:55(87) - 満潮(時間)潮位(cm)
6:31(135) / 17:41(139)
この時の使用タックルはこちら
- 竿:ダイワ BJスナイパー T-300MK・F
- リール:シマノ 鱗夕彩 Esplaty ヘチ
- 道糸:シーガーマルティアYタイプ 2号
- ハリス:東レ トヨフロン Lハード 2号
- 針:がまかつ 伊勢尼8~10号
- 餌:フジツボ