さて、今回はワタクシが最も黒鯛を掛けたタイコリール、シマノ鱗夕彩エスプラティ67についてご紹介します。
購入動機
チヌ駒X200ショック
前回の記事でご紹介した、チヌ駒X200に懲りたワタクシ。そのショックで心が折れてしまい、落とし込み釣りに対するモチベーションを失ってしまいました。
それから約1年後の2014年の春頃、再び落とし込み釣りを始めたいと思い立ちます。今度は少し値段が張っても良いので使いやすいリールを購入しようと思いました。
そこで、タイコリールについて調べてみると、ドラグ付きのリールというものがあることを知ります。ドラグ付きのタイコリールを物色していて見つけたのがシマノ鱗夕彩エスプラティ68でした。
タイコリールにおける「ドラグ」の機能とは?
ドラグといえば、スピニングリールのドラグのように、魚を掛けた際に魚の力を逃がす役割を果たすもの、というイメージが有りましたが、タイコリールにおいては、その機能は親指が担います。いわゆる指ドラグですね。
したがって、タイコリールのドラグは、余分な道糸が出てしまわないようにテンションを掛けるためのもの、つまり、バックラッシュを防止するためのものだと言えます。
ただし、釣りをしている最中は、常に親指でスプールの端を抑えているので、釣り竿のガイドに道糸を通す時や置き竿をした時に、その恩恵を受けることになります。
参考記事
落とし込みとヘチ釣りでは適したタイコリールが異なります
目印を使用する落とし込み釣りと、目印無しで道糸の糸ふけや手元でアタリを取るヘチ釣りでは、適したリールがことなるので注意が必要です。
一般的に
ドラグ付き=目印を使用した落とし込み
ドラグ無し=目印を使用しないヘチ釣り
とされております。
これから落とし込み、ヘチ釣りを始めてみようと思われる方は、どちらの釣りをするのかでリールを選択するとよろしいかと思います。
もちろん、ドラグ無しのリールで目印の落とし込み釣りを、またその逆も使用は可能ですよ。
ただし、ドラグ付きのリールをドラグフリーにしても、ヘチ釣り用のドラグ無しリールのようにはスムーズに回転しないので注意が必要です。
シマノ 鱗夕彩エスプラティ67の特長
- リールフットを低くすることで使用感がさらに向上
- スプールエッジにはサミングしやすいスペースを確保
- センター部の突起をなくし、カウンターバランサーも本体シルエット内部に収めた、糸絡み防止フラットスプール
- カウンターバランサー糸止め機構付(バランサーに糸の巻きはじめを止めることができます)
- スムーズで安定したブレーキ力が得られる高性能ディスクドラグを採用
- スプールとフレームはアルミマシンカット仕上げ
- ローラークラッチによるタイトな操作感
参照元:鱗夕彩 Esplaty 67|製品情報|シマノ -SHIMANO-
このリールで本格的に落とし込み釣りを始めました。1年半ほど使用したことになります。かなり使い込んでいるので傷だらけですね。ですが、愛着があって可愛いもんですよ。
ここが◯
丈夫で壊れにくい
タイコリール一般に言えるのかも知れませんが、このリールはとても丈夫で安心感があります。
何度も落としたりしましたが、ガタつきも無く、頗る調子が良いです。
スプールにも深めの傷が付いておりますが、リールの構造上スプールに道糸が触れることは稀なので、スピニングリールほど気にしなくても良さそうです。
使用者が少ないので他の人とカブりにくい
ワタクシの行く釣り場では、このリールを使っている人を見た事がありません。カブることが少ないのはワタクシにとってポイントが高いです。
ここが×
時々道糸をシャフトに巻き込んでしまう
チヌ駒X200ほど酷くはありませんが、このリールも道糸をシャフトに巻き込んで絡むことがあります。まぁ、これはワタクシの技術的な問題なのかもしれせんが。
サミングがしづらい
引っ掛かりのないスプールの形状から、大きめの魚を掛けたときに親指でサミングしても滑ってしまいます。ガッチりとスプールを押さえようと思うと、やはり凹凸のあるスプールのほうに分があります。
デザインが無難すぎて個性がない
購入した当時はまぁまぁカッコいいかなと思ったのですが、目が肥えた今ではいまいちパッとしなくなってしまいました。決してかっこ悪いというわけではないのですが。
Made in China
まぁ、これが普通なのかもしれませんが、チヌ駒が日本製であることを考えると、価格差からみても残念な感じがしてしまいます。
まとめ
とにかく頑丈なリールなので、傷などを気にせずにガンガン使用することができます。まさにこの釣りに不慣れな初心者にうってつけのリールだと思います。