さて、本日武庫川一文字と尼崎フェニックスで開催された「黒鯛工房カップ2016武庫川1次予選」に釣り仲間KK氏と一緒に出場してきました。厳しい結果に終わりましたがとても貴重な経験をすることができました。
猛者たちの集い
前日、興奮してなかなか眠ることが出来なかったのですが、なんとか朝5時にセットしたアラームで目覚めました。
受付場所の久保渡船さんに着いたのが6時前、すでに多数の参加者の方たちが集まっておられます。
さてと、始めるか。 pic.twitter.com/RkjX848B15
— 野々宮@くろこう.net (@kurodaikoshien) April 2, 2016
受付に向かい参加費の1500円と渡船代の2000円を支払い手続きを済ませます。久保渡船さんは通常2200円なのですが、本日は団体割引が適用されていたのでしょうか。
参加賞として「黒鯛工房20th Anniversary」とラベルの貼られたタオルを頂きました。
受付には北港でお馴染みのE教授氏がいらっしゃいました。今回はスタッフとして裏方にも回られていたようです。
その後、KK氏と合流して周りを見渡してみると、ベストにワッペンの人が99%と、ほぼ全員が何らかのクラブに所属しておられるようでした。そこら中でグループが出来てワイワイと話をされております。
雑誌やネットで見る有名人の方たちが、近くを普通に歩いていてとても興奮しました。
今回の大会会場は武庫川一文字と尼崎フェニックスでした。KK氏と事前の打ち合わせで、人の少なさそうなムコイチに行こうと決めておりました。
出船時刻の7時を向かえ、選択したポイントにより船に分かれて乗船します。やはり尼崎フェニックスのスリットを選択された人が多いようでした。
先に尼崎フェニックスのスリットを経由し
ムコイチの1番、白灯台に到着しました。
激渋!武庫川一文字
武庫川一文字を選択した参加者は約30名くらいだったでしょうか。白灯台に到着したのが7:25頃、タックルの準備をテキパキと行います。7:45のスタートの合図と同時に皆思い思いの場所に散らばり落とし始めました。
ここで気になったこと。
今回の参加者には喫煙者が多く、駐車場やら渡船の中やら釣り場やら、運営者側の人間までもが一緒になって所構わず喫煙をします。タバコが大嫌いなワタクシはとにかく不快で仕方がありませんでした。
スタッフに文句を言ってやろうかと思いましたが一緒になって喫煙しているし、空気を悪くするかと思い我慢しました。今後この大会に参加することは無いでしょうね。他の大会もきっと同じような感じなのでしょうが残念です。
タバコの件でかなりイラっとしましたが、気を取り直してワタクシも落とし始めます。
今回、エサは前日に採取したパイプ虫と持参したフジツボ、KK氏に分けていただいた青コガネ、カニの4種類を準備しました。
最初はパイプ虫を付けガン玉2Bを打ち、白灯台周辺を探っていきます。
北東風が強めに吹き、陸側外海側ともに水面はバチャバチャとしていて良い雰囲気でした。
が、全くアタリがありません。
外海側を西方面に探っていきます。
2番を過ぎ
3番を過ぎ
4番付近で2回ほど魚が釣れているのを見かけ
こんな写真を撮ったりしながら
5番まで進みました。
いつもならTwitterで呟くところでしたが、禁止されていたので釣れない時間が退屈で仕方がありませんでした。
ここでUターンしましたが、結局最後までアタリが無く終了時刻の13:00を迎えました。
検量場所の様子。
こんな厳しい状況の中、釣られる人は釣られるんですね。お見事としか言いようがありません。
そしてここでまた気になったこと。
こちらの画像で検量しているスタッフが検量を終えたあと黒鯛をリリースするのですが、そのまま海にボチャンと投げ捨てるように落としておりました。
普段なら即リリースするような30cmチョイの小さな黒鯛を、大会のために後生大事にストリンガーに吊るして遠くから運んでくるのですが、当然魚は弱っています。そんな乱暴なリリースの仕方をするので魚は横を向いて浮かんでいました。
大会の参加資格として「キャッチアンドリリースにご賛同いただける方」と記載しているなら、形だけでもタモを使って優しくリリースすべきではないのかと思いました。
まぁ、現場では釣果に沸いてそんな空気は一切ありませんでしたが。
ワタクシが見た限り、ムコイチでは4枚?の釣果でした。船の中の会話を聞いたところ、ワタクシ以外にもアタリ坊主の人が多数おられたようです。
この後、表彰式のため、船に乗って尼崎フェニックスのスリットに移動しました。
発表によると、参加者106名中、釣果があったのはフィールドテスターの方3名を含む23名。約8割の人が釣果なしという厳しい結果でした。
ワタクシとKK氏は仲良く予選落ちに終わりました。
まとめ
メーカー主催の大会ということで、クラブ主催とは異なり一般人でも気軽に参加できるものだと勝手に思っておりました。ところが、実際には参加者の9割がリピーターとのことで、とても内輪ノリが強く閉鎖的な印象を受けました。当然、ワタクシのような無所属の素人には場違いな感じがして終始居心地がよくありませんでした。これから出場を検討されている素人の方の参考になれば幸いです。
今回参加してみて色々思うところはありますが良い経験が出来ました。大会での釣りという普段とは違ったシチュエーションでの緊張感のある釣りは新鮮でした。機会があればまた参加してみたいのですが、色々と難しい感じですね。
延長戦
ここで癒してもらおう(;´д`) pic.twitter.com/zjYyiy9oUg
— 野々宮@くろこう.net (@kurodaikoshien) April 3, 2016
大会が終わって時間があったのでKK氏と一緒にいつもの場所に移動して延長戦を行いました。前日ここで年無し黒鯛が上がっていたので今日も釣ってやろうという魂胆です。
あと、前から試してみたかったナイロンラインを使用してみました。
今まで、ヘチ釣りではPEラインしか使用したことがありませんでしたが、意外とナイロンラインでも仕掛け捌きに問題はなさそうでした。今後は状況に応じてPEラインと使い分けてみようと思います。
久しぶりに海将黒鯛KA-87Gを使用してみましたが、相変わらず恐るべき回転性能でした。
こちらの動画では餌はパイプ虫でガン玉Bを打ち、竿はへちさぐり銀治郎H300、道糸はナイロンラインの2号を使用しております。
回りすぎるので、サミングで回転速度を一定に保つのが難しいくらいでした。このリールは安いし本当にオススメです。
ちなみに、リールフットのところに巻いてある輪ゴムは、リールのハンドルに引っ掛けて回転を防止するためのものです。少しでも手を離すとすぐにリールが回転してバックラッシュしてしまうので、移動の際などにはこのような対策が必要です。
魚を掛けたときのナイロンラインの感触を確かめたかったのですが、今日は黒鯛はお留守のようで、結局延長戦も坊主に終わってしまいました。
かれこれ1ヶ月近く黒鯛を釣っていません。いつになったら釣れるのでしょうか。少し自信がなくなってきました。
2016/4/3 兵庫県:尼崎の潮回り
- 潮:若潮
- 干潮(時間) 潮位(cm)
10:27(83) / 22:34(32) - 満潮(時間)潮位(cm)
4:48(122) / 15:51(102)
本日の使用タックルはこちら
- 竿:がまチヌ へちさぐり 銀治郎H300
- リール:黒鯛工房THEヘチリミテッド88W-BG(武庫川一文字)
- 道糸:シーガーマルティアYタイプ 1.2号(武庫川一文字)
- リール:プロマリン 海将黒鯛 KA-87G(西宮)
- 道糸:サンヨーナイロン 落とし込みチヌ ブラック×ピンク2号(西宮)
- ハリス:東レ トヨフロン Lハード 1.7号
- 針:がまかつ チヌスペシャル4号
- 餌:パイプ虫