さて、今回はワタクシの愛用するニッパーをご紹介します。
あると便利、結束バンド
取り付け穴のないプライヤー等にカールコードを取り付ける際、結束バンドを使用しております。
他にも、タチウオ用のワームをテンヤに取り付けたり、
あると何かと便利なのが結束バンドですよね。
この結束バンド、対象物を締め付けた後に残ったストラップ部を切断するのですが、切れ端は飛んで行ってしまうし、切断面が僅かに残ってしまい手を傷つけてしまう恐れがあります。
そこで見つけたのが今回ご紹介するKTCのバンドホールドニッパーです。
KTC PNC-125 バンドホールドニッパー
●樹脂製結束バンド(幅2.2~4.8mm、厚さ1.0~1.5mm、長さ300mm以下)の切断用工具です。
●ホールドパーツが結束バンドの切れ端を保持するので、切れ端が飛散せず、安全に作業出来ます。
●樹脂専用刃のため、通常の鉄線用ニッパに比べて結束バンドの切断面に突起がなく、切断面も突き出さないため、作業中の怪我を防止します。
KTCといえば、自動車整備用のハンドツールで有名ですよね。
京都機械工具株式会社(きょうときかいこうぐ、英: KYOTO TOOL Co., Ltd. 、略称:KTC)は、京都府久世郡久御山町に本社を置く工具メーカー。創業は1950年。製品の品質の高さに定評がある。2013年現在、登記上は京都市伏見区下鳥羽に本店があるが、実際の業務は久御山町で行われている。
特徴
プレートで挟み込み飛散防止
このニッパー最大の特徴が、刃の裏側に付くこのプレートです。このプレートで、切断したストラップを挟み込むことにより、飛散を防ぎます。
こんなアイデア工具が大好きです。
この通り。飛んでいった切れ端を探す作業ともおさらばですよ。
ツラ切り怪我防止
普通のニッパーやプライヤーで切断すると
こんな感じで、切断面が鋭利に残ってしまいますよね。
刃がこのように凹んでいるので、どんなに深く切ろうとしても、この凹み分のストラップが残ってしまいます。
KTCバンドホールドニッパーの刃先を見てみると、
この通り、やや丸みを帯びてフラットになっております。これによりツライチに切断することが可能となります。
パイプ目印作成時のバルサスタッフ切断にも最適
イガイのスライダー釣法に必須のパイプ目印作成にも使えます。
1mm幅にカットしたバルサスタッフを、パイプ目印の幅約1cmに切断する際には通常カッターを使用しますが、このバンドホールドニッパーで切断するとバルサ材を潰さず綺麗に切断できます。去年の夏、パイプ目印の作成時に大活躍しました。
まとめ
釣りにおいては使用頻度が少ないかもしれませんが、こんな便利な工具がありますよ、という記事でした。
この記事を書くに当たって調べてみたのですが、フジ矢 キャッチニッパ(バネ付) 125mm 90CS-125 という商品があり、おそらく、KTCのバンドホールドニッパーはこの商品のOEMだと思われますので、値段の安いこちらのフジ矢製の方がお得だと思います。