さて、今回は目印仕掛けの作り方についてご紹介します。
過去にもアップしましたが今では若干作り方が異なってきているので改めて記事にしてみようと思います。
それではどうぞ♪
準備するもの
左上から時計回りに
●ヤマワ ゼロスタッフ(太)
●ヤマワ ビビッド蛍光パイプ
●UMEZU(ウメズ) 発泡流線 2号
●よつあみ ケプラート 3号
●ヤマワ ピッチマスター
●KTC バンドホールドニッパー
●仕掛け糸 ナイロンハリス 1.5号
●ダイワ 速攻8の字むすびM
●MCJ パイプカット治具
●カッター
●ヤマワ 落とし込みスプール
●LOCTITE 強力瞬間接着剤 ブラシ付き
●プラス CS-A4 カッティングマットA4
レシピ
レシピは以前と変わらず以下の通りです。
- 仕掛け糸:ナイロン 1.5号
- 目印素材:ヤマワ ビビッド蛍光パイプ + ヤマワ ゼロスタッフ(太)
- ピッチ:8mm幅 ×10個 25cmピッチ
- 全長:2.25m
目印の作り方
パイプの準備
パイプは定番のヤマワビビッド蛍光パイプをカットして使用します。
カット幅は10mm前後が一般的です。見易さや浮力を考慮して調整されてみてはいかがでしょうか。
因みにワタクシは8mmとします。
このパイプをカットする作業で使用するのがM・C・J(Marktube Cutting Jig)ことパイプカット治具です。
この治具を使用することで任意の長さに手早く簡単にカットすることが可能となります。
Twitterフォロワーの目印@一筋氏が製造販売されております。
Twitter経由で一筋氏より購入可能となっております。大阪の上島釣具店様でも販売されているようですので興味のある方は是非ともチェックしてみて下さいね!
使い方はとてもシンプルです。
側面のネジを緩めてストッパー板をカットする面にずらします。
こんな感じ。
ちなみにこの治具は6-8-10-12mmの4パターンでカットできます。
パイプを溝にセットして
8mmの溝にカッターの刃を沿わせてスライドすると
スパっと切れます♪
きっちり8mmで揃いました。
切れ端は浮力を抑えたい時用に残しておきます。
カットしたパイプはケースに入れて収納しておくと後々使い勝手が良いと思います。
パイプに詰める浮力材の準備
パイプには浮力を抑えたヤマワのゼロスタッフ太を使用します。
20号程度の太目のナイロンラインでも代用出来そうです。
以前はバルサスタッフを使用することもありましたが、詰める作業が面倒なので今ではゼロスタッフ一択です。
仕掛け糸にパイプを通します。
それでは仕掛け糸にパイプを通して行きます。
ハリス側から
緑–緑–桃–緑–緑–桃ー緑–緑–緑–シモリ玉
というカラーコーディネートにしてみました♪
ここでも先ほど登場したパイプカット治具を使用します。
カットしたパイプを再びパイプカット治具に並べて
パイプが浮き上がらないように指で押さえながら仕掛け糸を通していくと
アッと言う間に通りました!
パイプカット治具から取り外してシモリ玉を通します。
道糸側端糸にケプラーノットを通して補強します。
最も負担が掛かるチチワ結び部分をケプラーノットで補強します。
以前はメタノット0.8号を使用していましたが、現在はケプラーノット3号を使用しております。
中に芯が通っているのでカットしてから抜きます。
ニッパーを使ってパチンと。
約2cmにカットしました。
道糸側の端にチチワ結びを作ります。
無くても作業可能ですがダイワの速攻8の字結びがあると便利です。
仕掛け糸にケプラーノットを通し8の字を作って輪っかをケプラーノットごと通します。
こんな感じ。
結び目にケプラーノットが掛からなくてもオッケーです。
瞬間接着剤を使って結び目にシモリ玉を被せて固定します。
瞬間接着剤はブラシ付きタイプが使いやすいです。
シモリ玉の穴にブラシを差し込んで塗布。
端糸をカットして完成。
ピッチマスターに仕掛けを巻いて25cmピッチを作ります。
横の黒いダイヤルを緩めて25cmにセットします。
しました。
左手でピッチマスターを、右手でパイプを束ねた仕掛け糸をもってピッチマスターに巻きつけながらパイプを配置していきます。
とにかくしっかりと仕掛け糸を引っ張ってテンションを掛けながら巻きつけて行くことがポイントです。
この時点ではパイプの位置はゼロスタッフを詰める時に微調整するのでザックリと揃えるだけでオッケーです。端糸はまだスプールから切り離さずに残しておきます。
そうすれば途中で気分が変わって仕掛けを長くしたいと思った時に対応できますから♪
パイプにゼロスタッフを詰めてカットします。
ピッチマスターに仕掛け糸を巻いた状態でゼロスタッフをパイプに差し込んで行きます。
ゼロスタッフのカットにはKTCのバンドホールドニッパーが便利。
カットしたゼロスタッフをニッパーで保持してくれるので飛んで行きません。
ハリス側以外のパイプにゼロスタッフを詰めてカッティングマットの線を頼りに位置を微調整します。
仕掛け糸はスポンジの摩擦で固定されているだけなので手を離すとすぐに緩みます。ここでも仕掛け糸を引っ張って、しっかりとテンションを掛けるのが綺麗にピッチを揃えるコツです。
※ハリス側のパイプ(画像○印)はチチワ結びの結び目の処理に使用します。
位置が決まったところで接着剤を塗布していきます。
接着剤を仕掛け糸に盛り過ぎるとそこから劣化して切れることが多いので、ゼロスタッフの切断面に極力少量をチョンチョンと乗せていきます。
約5分ほど放置して接着剤を乾燥させます。
乾燥を待ってる間に仕掛け糸をカットしてパイプを通して次の仕掛けを準備しておきます。
待ち時間の有効活用っちゅーやつですね♪
ハリス側端糸にケプラーノットを通してチチワ結びを作ります。
ハリス側端糸に2cmにカットしたケプラーノットを通して、二つ折りにしてパイプに通します。
結び目が25cmピッチになるように調整しながらチチワ結びを作り、結び目にパイプを被せます。
接着剤は塗布せずに摩擦だけで固定します。
仕掛け巻きに巻いて完成です。
まとめ
カットしたパイプを事前に準備しておけば1セット10分くらいで作成可能です。
このレシピの目印でもイガイの内オモリでするスライダー釣法は可能ですので参考にして頂ければ幸いです。
浮力材や仕掛け糸を色々と試してみて自分好みの目印のセッティングを試してみることが自作の醍醐味ですが、ワタクシは面倒なのでこのレシピばかりです(;´д`)