さて、今回はこのたび購入したシマノのタモの柄「ボーダレスランディングシャフト550」について書いてみます。
経緯
これまでメインで愛用してきたプロマリンの湾岸スティック600。
たわみが少なくシャキシャキとしてとても使いやすくてお気に入りのタモの柄でした。
ところが。
北で(๑˃̵ᴗ˂̵)و pic.twitter.com/u7i0SkQ2Yf
— 野々宮 くろこう.net (@kurodaikoshien) January 13, 2019
前回の釣行でこの魚をタモ入れしようと伸ばしたときに、引っ掛かってスムーズに伸びませんでした。
この時は無理矢理伸ばして何とかこの魚は掬うことができましたが。
チェックしてみると先端から4番目が縦に裂けているではありませんか!!
このタモの柄を購入して2年チョイくらいでしょうか。大切に使ってきたつもりだったんですけどね。テトラで何度も斜めにして年無しクラスの魚を掬ってきたので無理が祟ったのかもしれません。
ちなみにこれがタモ一式です。
パッと見はそこまで傷んでいるようには見えませんが細かいところを見ると
地面に触れる部分は傷だらけです。
でもこれはこれで使い込みんだ感じがしてカッコ良いかも♪
シャフト部分も魚を掬う際にテトラで擦ったりして大変なことになっています。
タモはタックルの中で一番酷使しますから消耗品みたいなものですよね。
とりあえずこの湾岸スティックは修理に出すことにして代替機種を物色することにしました。
わざわざ新たに買わなくても前に使っていたプロマリンのランガンアーム600やプロックスの小継剛FE-X4 700があるので必要無いっちゃ無いんですけど、これを機会に前からずっと欲しかったシマノのボーダレスランディングシャフト550を購入しようと企みます。
良い❤️ pic.twitter.com/1JknraYzTX
— UROKODO (@UROKODO) October 2, 2018
なぜボーダレスランディングシャフトが欲しくなったかというと、UROKODO氏が使っているのを見てカッコよいと思ったからなんですね~♪
そこでUROKODO氏に使用感についていろいろと質問してみることに。
まず気になったのが長さが550で事足りるのか?ということでした。
たかが50cm、されど50cm。この違いは大きいです。
なぜシマノさんはキリの良い600にしなかったのかと(;´д`)
何となくですが大阪湾のポイントですと6mは無いと掬えないシチュエーションがあるような気がしますよね?
ワタクシが普段釣りをするポイントですと7mでも掬うのが厳しい某所特殊シャローテトラは別として、ムコイチの外海側や北港スリットの関門周辺あたりは6mは必要っぽいですよね。
UROKODO氏によると
「長さは全然大丈夫🙆♂」
「多分掬えないのは、南港新波止、関電、北港スリットの関門よりの一部だけかな?と。」
「僕は北港スリットでもボーダレス (^^)」
とのことでした!
実際に使用されてみての意見ですから550でも問題なく使用出来そうですね。
それにワタクシが行く沖堤防ってアマピーか北港スリットくらいですから多分大丈夫でしょう。
「ボーダレス 、ビビるくらい軽いでっせ笑」
というクロージングの決めセリフを頂いて購入を決意した次第です♪
早速開封してみた
西宮に帰省するタイミングに合わせてAmazonでポチるとすぐに届きました。
このシマノさんのダンボール地に青色のSHIMANOロゴが好きなんですよね~♪
JANコードと一緒に品番っぽいものが記載されております。何らかの役に立つかもしれないので記録として載せておきます。
それでは開封して行きます。
丁寧に梱包されていました。
シンプルなパッケージです。
中央部には購買意欲を掻き立てる謳い文句が
パッケージから取り出してみました。
手に取った瞬間、軽過ぎてビックリしました(;´д`)
中央部に「BØRDERLESS」のロゴ。
この空集合「Ø」がBOØWYっぽくてアラフォーのオサーンには堪りませんよね!
グリップ部にも「BØRDERLESS」。
残念ながらこちらは後述する傷防止対策で隠すことになります。
こちらが上栓部。
しっかりとした作りをしています。固定されていて外れません。
こちらが尻線部。
樹脂製で中央にエア抜き用の穴が開けられています。
尻栓を外してみました。
上栓が固定されているので抜くことは出来ません。
リンユウサイ前スペやヘチスペと同じくインドネシア製でした。
傷防止対策
高価なタモの柄なので傷防止対策を施します。
UROKODO氏に教えてもらったTaiseiDCの熱収縮ラバーグリップを使用します。内径40mmを購入しました。
保護したい部分の長さに合わせてハサミでカットします。
こんな感じ。
柄に通してみると結構余裕があります。内径は35mmでも良かったのかもしれません。
こんな感じでドライヤーで熱を加えます。
ドライヤーの熱でも収縮しますが時間がかかります。それに均一に収縮させるのは結構難しいです。
一番傷が付き易い尻栓周りは二重にカバーします。
出来ました。近くで見るとボコボコしています。
ロゴの上栓側も同じようにカバーしました。
タモジョイント
Twitterでプチ流行中?のタナハシフリックジョイントプロフェッショナルブラックを使用します。こちらは少し前に楽天で売っているのを見つけて購入したものです。
ブラックは限定色で入手は困難なようです。欲しい人は見つけたら即買うことをオススメします。
開封すると本体と位置決め調整カラーが入っていました。
位置決めカラーを付けてフリックジョイントをねじ込んで完成です。
作業自体は簡単です。
ちなみに玉網はこだわりのチタンシステムの64チタン玉枠30cmを継続使用します。
落下防止対策
コアマンのこだわりランヤードロングを取り付けます。
これは湾岸スティックから移植することにしたので、結束バンド(200mm)だけ新しいものを準備しました。
熱収縮ラバーグリップの上から結束バンドを巻きつけて取り付けました。
こうすることでランヤードの金具がシャフトに擦れてペイントが剥がれるのを防ぎます。
タモホルダー
今回、UROKODO氏オススメの黒鯛工房の玉の柄ストッパーを使ってみることにしました。
取り付けはゴムバンドを任意の位置に巻きつけるだけです。
最初、何も考えずに取り付けましたがタモホルスターに通したときに「BØRDERLESS」のロゴが見えなかったので
反対側に付け直しました。
インプレ
さっそくチヌを掬ってみました。
ゴム栓を親指で弾くと気持ちよくスルスル~っと魚を目掛けて伸びていきます。
今回が初めての高級タモの柄ですが、今まで使ってきた廉価なものとは全然違いますね(;´д`)
ちなみにこの画像では40cm有る無しのチヌを掬って水平に負荷を掛けてシャフトをしならせてみました。
殆どタワみが無くシャキっとしていました。
腰に差して釣り歩いても軽いので全く疲れません。仕舞い寸法の長さも実用には問題ないレベルでした。
アマピーでボーダレスランディングシャフトで良型チヌを掬いまくってきました。シャキシャキ感とスルスル感を動画で見るとよく伝わるかと思います♪
※2023/07/23追記
22枚目を釣ったところでボーダレスランディングシャフト破損(;´Д`) pic.twitter.com/JIaRnMRZIV
— 野々宮 くろこう.net (@kurodaikoshien) July 10, 2021
釣行中にジョイント部の内ネジが破損してしまいました。
玉枠側が金属なので樹脂が消耗したようです。
購入後2年で500枚くらいの魚を掬ったでしょうか。
タモを縮めるときは必ず垂直になるようにして負荷は掛けないように気を付けてきたつもりでしたが…。
修理に出したところ、#1のアッセン交換になりまして\6,000-ちょいかかりました(;´Д`A “`
安いランディングシャフトが購入できるレベルですが、これが高級品の宿命ですのでご注意下さい。
まとめ
最終的にこんな感じになりました。
仕舞い寸法が湾岸スティックより若干長くなった分、玉枠の小ささがより強調されて良い感じです♪
落とし込み釣りにおいてタモは釣行中は腰に差して身に付けておくものでファッション的な要素が強いアイテムだと思っております。
機能性はもちろんですが魅せる釣りをするためには「見た目がカッコいい!」というところがワタクシにとって重要なポイントなんですよね。
しかし、このタモを腰に差してテトラに登るのはさすがに気が引けるぜ(;´д`)